星空スクエア(アーティクル)


いて座λ星カウスボレアリス(2.8等)の食


※特段の断りがない限り、記載している時間は札幌における時間となります。

9月24日(木)の21時頃にいて座のλ星(カウス・ボレアリス:2.8等)が月齢6.7の月の陰に隠される現象(星食)が見られます。
「カウス」はアラビア語で「弓」という意味で、「ボレアリス」はラテン語で「北」を表す言葉です。
この2つの言葉が組み合わされて「カウス・ボレアリス」と呼んでいますが、元々はいて座のδ星・ε星・λ星の3つの星に射手(いて)の「弓」を意味する「カウス」という名前が付けられていました。
また、いて座のξ星・ο星・π星・d星・ρ星の5つの星はアステリズムとして「ボレアリス」という名前が付けられていました。
それが、国際天文学連合の恒星命名ワーキンググループによって2016年にいて座λ星を「カウス・ボレアリス」と呼ぶことが決まりました。
話を戻しますが、カウス・ボレアリスは、暗縁部から潜入(潜入時刻:20時47分)し、明縁部に出現(出現時刻:21時24分)します。
潜入時の高度は、わすが10度ほどですが、年末まで3等級よりも明るい恒星の食はありませんので是非観察してみてください。

【参考】
「アステリズム」とは、公式な定義は何もありません。
例えば「北斗七星」のように星座内にある明るい星で形作られるパターンもアステリズムですし、「夏の大三角」や「冬の大三角」のようにいくつかの星座からなる明るい星で形作られる大きなパターンもアステリズムと言います。

 

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