プレアデス星団とC/2025 F2 スワン彗星のツーショット
3月29日に発見されたばかりのC/2025 F2 スワン彗星が注目されています。
この彗星は、極めて細長い楕円軌道を公転している長周期彗星で、オールトの雲から飛来してきたと考えられています。
スワン彗星は天の北極方向から飛来し、水星の軌道のやや内側を通過しますので、5月中旬には北天から南天に舞台を移します。
近日点通過及び地球最接近(0.9624天文単位)は5月1日となります。
最接近時には6等級まで明るくなると期待されていますが、4月中旬頃から増光が停滞し始めたため彗星核が崩壊した可能性があるかもしれません。
なお、5月3日(土)の午前3時頃にC/2025 F2 スワン彗星がプレアデス星団(M45)に最接近します。
北海道で観測する場合は、薄明が終わる時刻や彗星の光度を考えると地平線近くになりますが5月2日(金)の20時頃が良さそうです。
