ふたご座流星群が極大

今年の「ふたご座流星群」は、12月14日(日)の17時頃に極大を迎えると予測されています。
この流星群の母天体は、小惑星ファエトン((3200) Phaethon)と考えられています。
一般的に流星群は、彗星から放出された塵(ちり)が地球の大気に飛び込んできて流星として見えることから、フェートンも過去に彗星活動をしたことのある⼩惑星だと考えられています。 
実際に近⽇点付近では短い尾も観測されているため、単なる⼩惑星ではなく活動的⼩惑星とされています。
「ふたご座流星群」は、三大流星群のひとつで毎年ほぼ一定して多くの流星が見られます。
出現する流星数としては、年間最大の流星群とされています。
最良観測条件下では、1時間に100個程度の出現数となることもあります。

12月14日(日)の放射点が昇ってくる時間は、16時56分です。
一方、薄明が終わる時間は17時41分なので、14日(日)の宵から15日(月)の明け方が見頃となります。
ただ、この流星群は極大を過ぎると比較的短時間で流星数が少なくなりますので、13日(土)の宵から14日(日)の明け方も選択肢になると思います。

今年は、月明りの影響も少なくほぼ一晩中好条件で流星を観察できると思いますので、街明かりの少ない開けた場所で観察してみてください。

ふたご座流星群が極大
ふたご座流星群が極大
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