火星と天王星が最接近
7月15日(月)の23時25分に火星と天王星が最接近します。
現在、火星と天王星はおうし座の方向にありますが、この2つの惑星と地球がほぼ一直線に並びます。
その結果、地球から見ると火星と天王星がとても近づいて見えます。
ただ、火星の光度は0.9等級なので肉眼で確認できますが、天王星は5.8等級なので肉眼での視認は難しいと思います。
それでも双眼鏡では火星の東側にあるやや青緑がかった白い星を見つけることができるでしょう。
残念なのは最接近時刻の火星と天王星は東北東の地平線下にあることです。
札幌では、天王星が昇ってくるのが日が変わった7月16日の0時15分、火星は0時18分です。
そのため、ある程度の高度にならないと観察しずらいかもしれません。
この記事の画像は、未明の午前1時で作成していますが、それでも高度はわずか6度ほどしかありません。
しかし、2時を過ぎると徐々に空が明るくなってきますので1時頃から2時半頃までが観望に適した時間になると思います。
火星・天王星の北側にはプレアデス星団がありますので、この星団と火星の位置を参考に天王星を探してみてください。